アメジストセージ

　秋に綺麗なパープル色のふわふわとした優しい印象の花を揺らすアメジストセージ。冬場は枯れて春に新芽を出す、宿根草なので毎年楽しめます。以前から惹かれていた植物の一つです。いつかうちの庭にも植えたいなぁと思っていました。

　先週、たまたま通りかかったお花屋さんでいい苗を見つけ購入したその苗を、本日植え付けました。私にとって、いい苗とは「丈夫で健康な苗」ということ以外の大きなポイントは、「小さい」ということです。小さいもの程、適応力があるらしく、枯れることなく根付いてくれ、毎年成長を楽しめます。そして、小さいものほど安価です。

　まずは、植えるスペースの確保です。玄関前のスペースに花が咲かなくなった朝顔に「ありがとうね。」と伝えながら根元から茎をカットし庭裏に置きました。根は抜かず、なるべくそのままです。時間は掛かりますが、根は微生物によって分解され土に還り、その土は程よく空気・水分を通す団粒構造となるのだそうです。簡単に言うと、人が土を耕さずに根が土を耕してふかふかの土にしてくれるそうです。こんな風に、面倒なことは嫌いな私ですから、なるべく労力を使わず、植物たちの力でいい土作りをすることを目指しています。

　スペースを確保できたら、有機肥料を蒔いて苗の植え付けです。さあ、植えようとしたところで苗を倒し、枝を一本折ってしまった私。ガビーン！！！と一時は落ち込んだものの、「じゃあ、この枝で挿し芽に挑戦してみよう！」と気持ちを切り替え、挿し芽と植え付けを終えました。

　その折ってしまったときの一本の花は、挿し芽には向かないので、一輪挿しに。折ってしまった枝のおかげで、挿し芽と切花を楽しみが膨らんじゃった。気持ち次第で人生が変わるって、あながち嘘じゃなさそうだ・・・。